(この文章はそれっぽく見せるため敬称略で記述されています。もしあれなら変更する所存です…)

2011年度讃岐守決定戦にようこそ!

2009年度から復活した讃岐守決定戦。一年間の集大成であるプレイヤーオブ高松(PoT)も同時に決定するということもあり例年香川県民だけではなく、多くの人々に親しまれるイベントとなっている。一昨年の讃岐守が、仕事のためには今こそは一線からは引いているものの、PTや日本選手権に出場し、一時期の香川のマジックをひっぱっていたと言っても過言ではなかった藤井(香川)であり、PoTが圧倒的な数字を持って魔神森崎(香川)。また翌年の2010年度大会では、讃岐守が海を渡ってやってきた中国地方のベテランであり現在も第一線で活躍するプレイヤー小林(岡山)、PoTが惜しくも決勝で讃岐守を逃した川端(岡山)であった。
毎年スタンダードの予選の後にドラフト3回戦で行われる讃岐守決定戦。ベスト8に残ったのは、田中(香川)、中井(香川)、中山(高知)、村岡(香川)、勝(高知)、大西(香川)、長尾(香川)、柳迫(愛媛)の四国でマジックをしている者なら一度は聞いたことがあるプレイヤーばかりである。(スタンダード使用デッキはそれぞれ純鋼、青白人間、赤緑ケッシグ、緑白人間、白単人間、赤単、青黒ゾンビ、4色リアニ)
そんな中、今回は四国の大会で目立った結果こそ残していないが、中井(香川)大西(香川)の注目の一戦をお届けする。

今回の闇の隆盛―イニストラードの環境は、従来の限定戦と比べても非常に高速環境でしられている。そんななか中井と大西はそれぞれに卓最強クラスと言われる緑白デッキを完成させた。
中井の緑白は1マナから4マナまでの軽量クリーチャーで構成されており、多くの飛行クリーチャーを3枚の《旅の準備/Travel Preparations(ISD)》でバックアップする。
一方で大西は二体の《アヴァシン教の僧侶/Avacynian Priest(ISD)》や《信仰の縛め/Bonds of Faith(ISD)》で相手の足を止めたところで、狼男や《ガヴォニーの居住区/Gavony Township(ISD)》で戦線を組み立てていくデッキとなっている。

Game1

 両者ノーマリガンで始まった第1ゲーム、先手を取ったのは先行の中井だった。1ターン目から《アヴァシンの巡礼者/Avacyn’s Pilgrim(ISD)》のロケットスタート。2ターン目には《アヴァシンの首飾り/Avacyn’s Collar(DKA)》をプレイしながら、続く第3ターンには《修道院のグリフィン/Abbey Griffin(ISD)》。大西も《アヴァシン教の僧侶/Avacynian Priest(ISD)》、《修道院の若者/Cloistered Youth(ISD)》と展開するものの、中井はさらに《アヴァシンの巡礼者/Avacyn’s Pilgrim(ISD)》のマナ加速の力を借り《礼拝堂の霊/Chapel Geist(ISD)》と《小村の隊長/Hamlet Captain(ISD)》を展開していく。
 どうにか大西も《礼拝堂の霊/Chapel Geist(ISD)》には《信仰の縛め/Bonds of Faith(ISD)》、《修道院のグリフィン/Abbey Griffin(ISD)》には《アヴァシン教の僧侶/Avacynian Priest(ISD)》で対処する者の、白系では対処しにくい人間クリーチャーの《小村の隊長/Hamlet Captain(ISD)》と《アヴァシンの巡礼者/Avacyn’s Pilgrim(ISD)》に対して中井はデッキに3枚入っているという《旅の準備/Travel Preparations(ISD)》を表裏でプレイ!大西のライフは19から11に大きく減らざるを得なくなる。
 さらに次の中井のターン、《小村の隊長/Hamlet Captain(ISD)》に《アヴァシンの首飾り/Avacyn’s Collar(DKA)》を装備し、2体の人間でアタック。これに対して大西は《待ち伏せのバイパー/Ambush Viper(ISD)》を召還することで対応。どうブロックするかについて時間を使った後に、トークンが出ることを嫌い《アヴァシンの巡礼者/Avacyn’s Pilgrim(ISD)》との相打ちを選択する。ライフは6になり、中井は手札にあった《猛火の松明/Blazing Torch(ISD)》により、《修道院のグリフィン/Abbey Griffin(ISD)》をタップし続けていた《アヴァシン教の僧侶/Avacynian Priest(ISD)》を対処。攻勢を強める。
 大西もどうにか《深夜の出没/Midnight Haunting(ISD)》や《大物潰し/Smite the Monstrous(ISD)》で対処するも、《修道院の若者/Cloistered Youth(ISD)》まで追加した中井にとってライフを0にするのは時間の問題だった。

中井1−大西0

Game2

 両者ともに入念にサイドボードを入れ替える。中井はエンチャント破壊として《天啓の光/Ray of Revelation(JUD)》をサイドインした。
 ファーストアクションこそ大西の《待ち伏せのバイパー/Ambush Viper(ISD)》と《エストワルドの村人/Villagers of Estwald(ISD)》だったが、対抗して中井は《修道院の若者/Cloistered Youth(ISD)》をプレイし、直後の自分のターンで変身しアタック。このアタックは《待ち伏せのバイパー/Ambush Viper(ISD)》に止められるが、続いて《礼拝堂の霊/Chapel Geist(ISD)》、《果樹園の霊魂/Orchard Spirit(ISD)》と攻撃の手を緩めない。
 しかし、大西は《アヴァシン教の僧侶/Avacynian Priest(ISD)》2体が中井の一方展開を許さない。中井も《修道院のグリフィン/Abbey Griffin(ISD)》によりどうにか2点クロックを積み上げるものの、ここで大西がおもむろにセットしたのが《ガヴォニーの居住区/Gavony Township(ISD)》。ただでさえタッパーにより思うように攻めきれない中井は、どうにかしてこの状態を逆転できるカードを引かなければターンを経るごとに苦しくなっていく。
 隙をつきながらどうにかライフを10まで削るものの、ここで《エストワルドの村人/Villagers of Estwald(ISD)》が《エストワルドの吠え群れ/Howlpack of Estwald(ISD)》に変身してしまいどうにか地上戦においてのパワーバランスが崩れてしまう。中井もこれに《町民の結集/Gather the Townsfolk(DKA)》と《暗茂みの狼/Darkthicket Wolf(ISD)》とプレイして応えるが、いかんせんサイズが不十分なクリーチャーばかりである。
 中井の《無私の聖戦士/Selfless Cathar(ISD)》の力を利用したフルアタックも《ホロウヘンジの霊魂/Hollowhenge Spirit(DKA)》により失敗に終わる。
 毎ターンカウンターが乗るクリーチャー達を前に中井のできることはもうなかった。

中井1−大西1

Game3

 ここで中井マリガン判断に今まで以上に時間を使う。今までの対戦を見るに序盤を中井側がいかに攻めきれるかが勝負の分かれ目になるのは間違いない。ならば当然キープハンドによってこのゲームが大きく決まっていると言っても過言ではないだろう。
 考え込んだ中井はキープと大きく宣言。大西も少し悩んだ上でキープする。この両者の判断が吉と出るか凶と出るか。
 1ゲーム目同様に中井が1ターン目から《アヴァシンの巡礼者/Avacyn’s Pilgrim(ISD)》をプレイしたところからゲームが始まる。さらに中井は、続く2ターン目にもランドを置きながら《夜明け歩きの大鹿/Dawntreader Elk(DKA)》。一方で大西は《アヴァシンの仮面/Mask of Avacyn(ISD)》をプレイするものの、土地が二枚で止まってしまう。こうなっては中井の独壇場。《旅の準備/Travel Preparations(ISD)》にバックアップされた中井の高速ビートが一瞬にしてゲームの終了を告げるのであった。

中井2−大西1

コメント

ムゥ・ラクン
2012年3月19日0:52

緑白ケッシグってなんだよwww

カブル
2012年3月19日6:43

訂正しますた

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