昨日将棋を見続けて思ったこと。それは強いプレイヤーと弱いプレイヤーの差みたいなものを思った。
プレイヤーって3つぐらいのランク付けができる(と思う)。
まず最低限ができないプレイヤー、たとえば常識的な行動ができないプレイヤー。将棋で言えば定石を知らないとかマジックで言うとドラフトの点数とか効率的なシールドデッキを組む方法を知らないとか。
このレベルはまぁ自分自身もそのランクにいることは勝敗表を見れば一瞬でわかるし、強くなろうと思えば案外簡単。勉強すればいいし人に聞けば大体マスターできる。
次のランクは定石を知っていてある程度の勝率を納めているプレイヤー。少なくとも香川などの地方レベルならこれで大体勝てる。もちろん運の要素が絡むゲームの場合は難しいが。あとはその定石をどれだけ磨けるか、将棋で言うと研究の部分だろうし、マジックで言えば練習の部分。これを繰り返すことでまぁ強くなれるし、これをおろそかにしては勝てない。

問題はこの先。将棋の中継見てて思ったけど、A級のプレイヤーってこの先なんだ。要するに常識的と呼ばれることの一歩先まで行ってしまう。いうなれば「自分が考えていることはたいてい相手が考えている」だから「今自分自身が思いついた手の一歩先をいかないといけない」と考えて挑戦し続けるみたいな。たぶん8割のプレイヤーは共通認識としてある程度の手を思いつく。でもプロ中のプロは残りの2割で本当に勝てる一手を見つけ出す。これの繰り返し。だからこそそこまで知らない人間ですら魅了されるのだと思う。
マジックでも同じだと思う。自分自身が常識であると思っていることが間違いであることなんて多々あることだしな。8割方はその一手が正しいんだけど残りの2割を思いついて検討できる力ってのが本当の強さなのかなと思う。もちろん往々にして自分自身が残り2割だと思った一手が共通認識であるなんてことは多々あるわけだろうがw
だから強くなるためには自分自身が当たり前だと思っていることまである程度検討するするのが大事だと思う。もちろんそれが徒労に終わることも多いが検討すること自体に一つの意義があるんだと思うんだな。

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