Jeremie Granatとの会話
2015年6月1日 TCG全般数人の日本人ジャッジとGP千葉での控室でまったりしてると、一人の外国人が僕らのテーブルに移動してきた。
彼の名はJeremie Granat、スイスのレベル3ジャッジで今回が初めての日本だったらしい。彼は初めての土地でのGPにも関わらず、僕らと積極的なコミュニケーションを図ってくれて多くのことを僕らに教えてくれた。これを記録として残しておきたい。
1、Jeremie Granatの出身
スイス出身の彼だが、スイスは公用語がいくつもある国だ。スイスでは国別代表選手内でも第一言語が異なることもなり、それはそれは大変らしい。彼曰く、そんな国でスイス人はマジックにおける公用語として英語を利用しているという。その後も、スイスやヨーロッパについていろんなことを語ってくれたが、そんな彼の話を聞いていて僕が個人的にだが感じたのは、彼の英語は非常にわかりやすかった。これは後述するが、彼にとって英語が他言語を母国語とする人とのコミュニケーションの道具として非常に重要なものだったからなのかもしれない。
2、日本人ジャッジよ、コミュニケーションを恐れるな!
GPでのすべてのシフトを終え、数人でホテル内のレストランでピザを食べることにした(ところであのレストランの合計レベルはどうなっていたんだろうか?)。そんな中、またJeremie Granatが一人近寄ってきて彼なりの今回の感想を教えてくれた。それは日本人ジャッジは外国人ジャッジとのコミュニケーションを恐れすぎているということだった。
彼はジェスチャーを交えゆっくり熱く語り始めた「日本人ジャッジはすぐに口に×をつけ我々との会話を止めてしまう。」「我々は、けっして英語を満足に話せないことで君たちをバカにすることなんてない」「もしわからないなら何度でも聞いてあげようと思ってるんだ」「我々は、みな、君たちとより多くのコミュニケーションを取りたいと考えている」「だから、君たちとコミュニケーションをとるためには努力を尽くすし、もし僕の行っていることがわからないならゆっくり何度でも話すよ」
まさに、こうやって語っている彼の言葉がその彼の気持ちを証明しているようだった。確かに会話をするために英語の最低限の知識は必要だ、しかし彼がしてきするのはそもそも知識がないこととは関係なく外国人ジャッジとの会話を恐れてはならないということだろう。
この後彼から聞いたことだが、彼自身フランス語圏からドイツ語圏へ10代のころ引っ越しをしたのだという。当然言語の壁にぶつかることが非常に大変だったそうだ。そんな彼だからこそ、母国語を用いないコミュニケーションを恐れるなという言葉に非常に説得力があるのではないだろうか?
3、Good L2?Great L2?
会話も進んだ頃僕らが実はその日L2試験のペーパー試験を終わらせたばかりだと話した。彼は試験を終えたぼくらを労い、Examも重要だけど、それだけがすべてではないのだから、どんな結果だろうと気に病むことはないなんてことを言っていた気がする、そうするうちに輪に加わったいろんなジャッジとレベル2ジャッジについて話していると、彼は「僕が師匠から聞いたことで僕もそう思っているんだけど」と前置きしたうえで「Goodなレベル2ジャッジとGreatなレベル2ジャッジの違いってどこだと思う?」と質問をぶつけてきた。知識?裁定力?リーダーシップ?
そんな質問に対して彼が用意していたのは「Goodなレベル2は自身が輝くが、Greatなレベル2はチームの他のジャッジ全員を輝かせる」というものだった。彼は当然Greatなジャッジではないからと言ってそのジャッジが劣っているというわけでもないと付け足した。それでも彼は大型イベントにおいてチームのマネージメントをするレベル2ジャッジにとっては、他のジャッジと十分なかかわりを持ち彼らを十分理解した上で彼らの能力を引き出すことこそがGreatなんだと言っていた。
彼は旅が大好きで、今回もGPのあとに1週間弱東京観光を楽しむのだという。そんな彼もなかなか仕事が大変でこうやって旅をするのは大変だけど来年はまた日本に来て京都なんかを見て回りたいなとも言っていた。次に再会するのがいつになるかはわからないが、彼が僕らに伝えてくれたメッセージを決して忘れることなく、しっかりと肉となり骨となっていることを姿で示せる人間になっていたいと思う。
彼の名はJeremie Granat、スイスのレベル3ジャッジで今回が初めての日本だったらしい。彼は初めての土地でのGPにも関わらず、僕らと積極的なコミュニケーションを図ってくれて多くのことを僕らに教えてくれた。これを記録として残しておきたい。
1、Jeremie Granatの出身
スイス出身の彼だが、スイスは公用語がいくつもある国だ。スイスでは国別代表選手内でも第一言語が異なることもなり、それはそれは大変らしい。彼曰く、そんな国でスイス人はマジックにおける公用語として英語を利用しているという。その後も、スイスやヨーロッパについていろんなことを語ってくれたが、そんな彼の話を聞いていて僕が個人的にだが感じたのは、彼の英語は非常にわかりやすかった。これは後述するが、彼にとって英語が他言語を母国語とする人とのコミュニケーションの道具として非常に重要なものだったからなのかもしれない。
2、日本人ジャッジよ、コミュニケーションを恐れるな!
GPでのすべてのシフトを終え、数人でホテル内のレストランでピザを食べることにした(ところであのレストランの合計レベルはどうなっていたんだろうか?)。そんな中、またJeremie Granatが一人近寄ってきて彼なりの今回の感想を教えてくれた。それは日本人ジャッジは外国人ジャッジとのコミュニケーションを恐れすぎているということだった。
彼はジェスチャーを交えゆっくり熱く語り始めた「日本人ジャッジはすぐに口に×をつけ我々との会話を止めてしまう。」「我々は、けっして英語を満足に話せないことで君たちをバカにすることなんてない」「もしわからないなら何度でも聞いてあげようと思ってるんだ」「我々は、みな、君たちとより多くのコミュニケーションを取りたいと考えている」「だから、君たちとコミュニケーションをとるためには努力を尽くすし、もし僕の行っていることがわからないならゆっくり何度でも話すよ」
まさに、こうやって語っている彼の言葉がその彼の気持ちを証明しているようだった。確かに会話をするために英語の最低限の知識は必要だ、しかし彼がしてきするのはそもそも知識がないこととは関係なく外国人ジャッジとの会話を恐れてはならないということだろう。
この後彼から聞いたことだが、彼自身フランス語圏からドイツ語圏へ10代のころ引っ越しをしたのだという。当然言語の壁にぶつかることが非常に大変だったそうだ。そんな彼だからこそ、母国語を用いないコミュニケーションを恐れるなという言葉に非常に説得力があるのではないだろうか?
3、Good L2?Great L2?
会話も進んだ頃僕らが実はその日L2試験のペーパー試験を終わらせたばかりだと話した。彼は試験を終えたぼくらを労い、Examも重要だけど、それだけがすべてではないのだから、どんな結果だろうと気に病むことはないなんてことを言っていた気がする、そうするうちに輪に加わったいろんなジャッジとレベル2ジャッジについて話していると、彼は「僕が師匠から聞いたことで僕もそう思っているんだけど」と前置きしたうえで「Goodなレベル2ジャッジとGreatなレベル2ジャッジの違いってどこだと思う?」と質問をぶつけてきた。知識?裁定力?リーダーシップ?
そんな質問に対して彼が用意していたのは「Goodなレベル2は自身が輝くが、Greatなレベル2はチームの他のジャッジ全員を輝かせる」というものだった。彼は当然Greatなジャッジではないからと言ってそのジャッジが劣っているというわけでもないと付け足した。それでも彼は大型イベントにおいてチームのマネージメントをするレベル2ジャッジにとっては、他のジャッジと十分なかかわりを持ち彼らを十分理解した上で彼らの能力を引き出すことこそがGreatなんだと言っていた。
彼は旅が大好きで、今回もGPのあとに1週間弱東京観光を楽しむのだという。そんな彼もなかなか仕事が大変でこうやって旅をするのは大変だけど来年はまた日本に来て京都なんかを見て回りたいなとも言っていた。次に再会するのがいつになるかはわからないが、彼が僕らに伝えてくれたメッセージを決して忘れることなく、しっかりと肉となり骨となっていることを姿で示せる人間になっていたいと思う。
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