なんだかんだで知識の確認以上のモノがあっていいですね、これ。テキストが優秀という説はある。

Ugin’s -X ability vs. transformed planeswalkers
http://blogs.magicjudges.org/rulestips/2015/09/ugins-x-ability-vs-transformed-planeswalkers/

前回の変身能力が使えてたのって実は結構前だなぁと思う。だってまだおいらがジャッジになるとは全く考えてなかったころだし。
さて、変身したクリーチャー、今ならプレインズウォーカーのマナコストはいくつか?右上に何か書いてあるかな?書いてないね。ならマジックではそれを0と定義している土地と同じだね。
既に優秀なプレイヤー諸君は《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》とオリジンプレインズウォーカーを一緒に使うのは難しいと気が付くはずだ。
結論:マナコストを持たないなら0マナと扱うのがマジックだ。

Ensoul Artifact & Dromoka’s Command
http://blogs.magicjudges.org/lems/2015/08/11/ensoul-artifact-dromokas-command/

 ハンドには《ドロモカの命令》がある、これなら相手の《アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact》がついている《幽霊火の刃/Ghostfire Blade》も怖くな・・・ってなんてことだ自分のコントロールするクリーチャーがいないし、発生源となるインスタント、ソーサリー呪文も存在しない!
 そこで君は考えた「はぁ、思いついたぞ、呪文は文章の上から処理する、命令のテキストはエンチャントを生贄に捧げるのあとにカウンターを乗せるの選択肢があるから、あの魂込めのエンチャントされているアーティファクトをカウンターを乗せる能力の対象にすることで、まずエンチャントが生贄に捧げられ、その後クリーチャーではなくなるのだからカウンターを乗せる能力は不適正になるなぁ」と。
 もちろんここでジャッジを呼んでもしこうプレイしたらこうなりますか?と聞いてもゲーム中だと答えてくれないだろう、もしその場で答えが知りたいなら君は実際に呪文をプレイすべきだ。
 答えを先に言うと君の考えた最強のドロモカコマンドの使い方は残念ながら君の思い通りにはならない。
 確かに君の思惑通り、まず、エンチャントが生贄に捧げられる。
 この問題のキーは一つ、それは一体呪文の対象が適正かどうかは いつ判断されるかだ。
 まず我々は呪文をプレイした時点ですべての対象が適正かを確認する、適正でなければ必ずジャッジを呼ぼうね。で、さらに呪文の解決時について総合ルールを見てみよう。
608.2b 呪文や能力が対象を取る場合、その対象がこの時点でも適正かどうかを確認する。対象となったときにあった領域に存在しなくなっている対象は、適正ではない。たとえば、その特性が変わっていたり、効果によって呪文の文章が変わっていたりするなど、ゲームの状況の変化によって適正でなくなっていることもある。能力の発生源が元あった領域から移動していた場合、この手順において最後の情報が用いられる。すべての対象が、すべての対象群において、不適正になっていた場合、その呪文や能力は打ち消される。呪文や能力が打ち消されなければ、通常通り解決される。 不正な対象が存在する場合、それらはその呪文の効果のうちでその対象が防いである部分によっては影響されない。効果のうち、それらの対象が不正でない部分には影響されうる。呪文や能力がゲームのルールを変更する継続的効果を生成する場合(rule 613.10 参照)、その効果は不適正な対象には適用されない。効果の一部が不正な対象についての情報を必要とする場合、その情報を決定することは失敗し、その情報を必要とする部分の効果は発生しない。

確かに不正な対象である以上影響されなさそうである。しかしあくま不正な場合に該当するものかどうかは解決時点で確認されるのだ。つまり呪文の解決中はその対象が適正かどうかはすでに関係なくロックされている。
 今回の事例でいえば、確かにもう幽霊火の刃は既にクリーチャーではない、しかし解決時にクリーチャーである以上は、ドロモカの命令の効果の影響の有無とは関係がないのだ。
結論:解決中適正なものが不適正になっても逆に不適正なものが適正になっても意味はない。


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